私達は、中学~高校と英語の勉強をしてきましたよね。にもかかわらず、英語嫌いの人だけでなく、読み書きはできるという方でも実際の会話となると、話せなくなってしまうということがあったりします。
英語が少しできる方でも、そのような状況なので英語が苦手という方にとっては、もうお手上げで外国人を目の前にするとドギマキて簡単な挨拶すら出てこないという感じではないでしょうか?これはいったいどうしてでしょうか?
今回は、そんな悩みを解消するため、実際に英語で会話をするために必要なことをお伝えします♪
英会話で必要なスキルとは
先ほど、英語の読み書きができても会話ができなくなってしまう方も多いというお話をしました。
皆さん気づいているかもしれませんが、これは会話と読み書きに必要なスキルが違うからこのようなことが起きてしまうのです。読み書きは自分だけで完結していますが、会話となると相手が関わってきます。会話はコミュニケ-ションです。
相手の話を受け取り、またこちらからも相手に伝えることで成り立ちます。聞き取ることができなかったり、こちらから伝えるだけで終ってしまっては一方通行になってしまいますよね。
つまり、英会話をするためには、相手の英語を聞き取り理解する必要があるのです!
日本での日常生活では、読み書きのための学習機会はあっても、会話のための学習時間が足りないのです。
リスニング(聞き取り)が上達すると、英会話が上達する!
では、会話のための学習の中で、何が特に大切なのでしょうか?
色々な意見があると思いますが、私はリスニング力だと考えています。
なぜなら、たとえボキャブラリーが少なくても、文法が正しくなくても、時制が間違っていても、こちらから話すことは何とかできるのです。
ジェスチャーを使ったり、絵を描くこともできます。また、私は常に電子辞書を持ち歩き、伝えたいことがあっても単語が分からないときは、少し時間をもらってその場で調べて、相手に見せることもしました。
ですが、相手の話していることが聞き取れないと、全く反応を示すことができないため、相手もスピードが速いのか、単語が難しいのか、こちらが何(どの部分)が分からないのか知ることができません。
とても親切な人は、簡単な単語や文章を使って言い換えてくれたり、ゆっくり話してくれることもありますが、大体は、相手も話すことをあきらめて「OK」とか「Never mind!(気にしないで/何でもない/もういいよ)」と会話終了になってしまいます。
リスニング(聞き取り)のポイント
仕事など重要な内容は除き、日常生活では、相手の話した内容一言一句聞き取って日本語に訳す必要はありません。
相手の話している内容を聞き取って理解するためにはポイントがあります。それは、現在自分が相手と何について話をしているかを知ることです。主語、動詞、形容詞、時制など、会話の中で中心になっていることを聞き取れれば後は、大体でよいのです。
何か起きたときに相手がメインに伝えたいのは「誰がやったのか」なのか、「何をしたのか」なのか、「いつ」「どこで」なのかが分かれば何とか乗り切ることはできます。もちろんすべて聞き取れたら良いのですが、
例えば、「明日の夜、Aさんと○○(場所)へ△△という映画を見に行く」と言ったとします。
その時、相手にとって「Aさん」と出かけることが一番伝えたいのか、また誰と行くかということよりも、話題の「△△という映画」に行くことを主張したいのか、前からの話の流れやジェスチャーなどから感じ取り、まずはその部分にたいしてリアクションができれば何とか次の会話につなげることができますよね!
さらに英会話が上達するために
できるだけTVやラジオ、映画など新しい作品や話題を取り上げているものを耳にするようにするとリスニングが上達するだけでなく、知った話題やニュースなどを会話の中に取り入れることもできるので助かります。
また、日本語と同じように英語でも新しい言葉が生まれたり、今まで知っていた日本語の意味と違う使われ方をされている事もありますので、実際の会話でそういった場面に出会ったときに、役立ちます♪
英語を話せるようになるには、リスニング(聞き取り)ができるようになることが重要です。
そのためにはできるだけTVやラジオ、映画などを耳にする機会を作るようにし、可能なら新しい作品や話題を取り上げているものを選ぶようにすると、実際にネイティブが「今」使っている表現を身に付けることができるので効果的です。